企業ホームページや就職サイトなどで「入社した先輩の声」がよく掲載されていますが、その中で「やりがいを感じる」という文章が目に付きます。
確かに、仕事にやりがいはあります。
お客様から「いつも助かっています。ありがとう。」と言われたら、そりゃあ嬉しいものです。
でも、これはどの仕事でも感じられるものであり、ホームページに掲載される会社でしか味わえないものではありません。
だから、やりがいで仕事を選ぶのは違うなというのが僕の考えです。
じゃあ、何を基準に仕事を決めるべきでしょうか?
結論としては圧倒的に「お金」となります。
その理由を説明していきます。
やりがいよりもお金を求めることが大事な理由
仕事において、やりがいよりもお金を求めることが大事な理由は以下の3つです。
生活するためにお金は必需品
1つ目の理由は、生活するためにお金は必需品であるということです。
生きるには食事が欠かせませんが、食糧と交換できるものは基本的にお金です。
もちろん自給自足できればお金がなくても生活できるかもしれませんが、これは現代社会では特殊な部類です。
生活する上でお金が必需品であることは疑いの無い事実です。
お金を求めるべき最大の理由ですね。
お金を増やすことをやりがいにできる
2つ目の理由は、お金を増やすことをやりがいにできることです。
仕事をしてお金を得れば、自分が欲しいものを手にいれることもできるし、趣味に費やすことも可能です。
仕事はお金を手に入れるため、休日に楽しむための手段と割り切っている人も多いでしょう。
ただ、報酬が高ければ高いほど嬉しいのは誰しも同じです。
収入が高いことは充足感、つまりやりがいを得られるのです。
もし仕事内容にやりがいを感じられなくても、お金を得ること自体がやりがいにもなるのであれば、先にお金を求める理由の一つといえます。
お金が増えれば自由が増える
3つ目の理由は、お金が増えれば自由が増えることです。
2つ目でも少し触れましたが、お金を増えることで自分の好きなことができます。
会社員でも、僕のようなエンジニアでも、経験年数が増えることで報酬が高くなるのが一般的です。
時間あたりの報酬が増えれば、生活に余裕が出て、以降の行動にいろんな選択肢が生まれます。
週5日勤務であったのを週4日勤務にし、週1日は資産性のある事業に取り組む。
自己投資でスキルアップして更に報酬を上げるなど、更に自由度を高められます。
そうなることで、自分が本当にやりたかったことにも取り組めるのではないでしょうか。
自分がやりたいことをするためにも、まずはお金を求める理由となります。
仕事のやりがいよりもお金を求めるのはダメ?
仕事にやりがいよりもお金を求めるのはけしからん、というのが世の中の風潮です。
Twitterを見ていると、どこかのエンジニアが「稼ぐ目的でエンジニアになるな!」とつぶやいています。
これらの意見、全部無視して大丈夫です。
仕事はそもそも何のためにしているかというと、生活のお金を得るためです。
どんなにやりがいを感じたとしても、無報酬では仕事はできないじゃないですか。
もちろん、稼ぐ目的が先行して人を蹴落としたり不義理を働くのは良くないですよ。
でも、稼ぐことに貪欲になることは何ら咎められることではありません。
派遣エンジニアが感じるやりがい
ちなみに、僕のような派遣エンジニアがやりがいを感じるのはどんなときでしょうか。
人によって異なると思いますが、概ねこんなところだと思います。
これらを抽象化すると以下に変わります。
やりがいをあまり感じられないけど感じたい人は、上記の内容を自分に当てはめれば、やることが見つかると思いますよ。
第一にお金を得る、お金を得たら他のものも手に入る
仕事にはまずお金を求めるべきという点について、説明してきました。
僕の経験上、やりがいを前面に押し出している声は、給料も平均的もしくは少し低いくらい、人間関係もまずまず、特筆したものが他にないので「やりがいを感じる」という言葉に逃げていると認識しています。
まずは収入第一で考えてもいいです。
お金がすべてじゃないし、お金を求めすぎてはいけないという意見も正しいですよ。
でも、特別な才能がない人は、お金を得る努力で成長するものです。
お金のために何でも我慢しろという意味ではなく、健康的な生活を送ることは前提。
合わないものを放置しておくと、体も心も壊れます。
お金が手に入れば、自由な時間が増えます。
やりがいはその後でもいいんじゃないですか?