分からないことを質問しなさいって言われるけど、うまく質問できない。
今回はこんな悩みを解決する記事です。
仕事を進める上で大事なことは数多くありますが、その一つに質問の仕方(質問力)があります。
実際、仕事ができる人の特徴として挙げられるのは、質問の仕方が上手いです。
ひとことに質問といっても、
- 自分の疑問点を解決するための質問
- 相手の問題点やニーズを引き出す質問
と大きく2つに分かれますが、今回は自分の疑問点を解決するための質問となります。
「質問って分からないことを単に聞くだけじゃないの?」と思っている人。
この感覚でいられるのは、あなたが優秀な人であるか、周囲の方が優秀(or優しい)かのどちらかです。
それくらい質問ってのは頭を使います。
というわけで、今回は質問の仕方をまとめてみました。
興味のある方は読み進めてもらえたらと思います!
特にエンジニアとかコンサルなど、技術力と調整力が求められるは、調べることが非常に多い職業なので、人へ聞くことも多いし、聞く内容も高度なものになります。
だからこそ、エンジニアも質問力が重要になります。
仕事における質問の仕方とは?
早速質問の仕方ですが、以下をまず覚えておきましょう。
ここで一つ例を挙げます。
今までやったことない仕事を上司から振られました。
でもやり方、進め方、期限が分かりません。
当然質問しないといけませんが、あなたの場合、何を聞きますか?
「この仕事はどのように進めればいいですか? 期限はいつまでですか?」
上記の質問で、ほぼ間違いなく答えは得られると思います。
でも、私は相手に丸投げの質問はしないように心がけています。
今回の場合は、以下のような形で質問するようにします。
「ここの仕事はA→B→Cと進めます。完了予定は今週末ですが、問題ありませんか?」
ここまで完璧に言うのは少し難しいかもしれません。
でも、本当に何も分からない部分は別にして、「A→B→Cをすれば良いですか?」くらいにはもっていきたいところです。
自分で考えるべき点はしっかりと考えて、「これでいいか」「こうしたらどうか」という提案をすることが重要です。
そして、自分の行動にOK/NGを判断してもらうことが良い質問の要素となります。
なぜ自分の考えを交えて質問するのか
なぜ自分の考えを交えて質問をするのが重要でしょうか?
理由は、回答をピンポイントでもらうためにあります。
自分の考えも含めて相手に伝えることで、質問された人は以下のように行動します。
回答者は聞かれたことに答えるだけでなく、質問からもらった情報をもとに物事を判断し、回答を作り出します。
情報が適度に揃っていれば、考慮してもらえるポイントが増えるので、自分の想定以上の回答を得られることもあります。
どれだけの量を伝えて相手から何を引き出すかは、その都度変わるものですが、基本的な考え方はこの通りです。
質問を変えて2つの能力を向上せよ
質問の仕方を向上することで、「目的達成能力」や「問題解決能力」の向上にも繋がります。
目的達成能力
仕事上ののプロジェクトでは、何となくこうしたいという、曖昧な要求からスタートします。
曖昧なものを実現するには、具体的な作業や成果物に落とし込む必要があります。
作業や成果物の一つ一つは小さいものですが、その小さいものが集まれば大きい成果となり、目的が達成されます。
この落とし込みに必要なのが、クライアントへの質問や提案です。
もちろん、使用する場面はクライアントとの会話だけではありません。
冒頭にも述べた例のように、リーダーから仕事を振られたとき、さらに仕事を細分化させていくといった作業にも必要になります。
問題解決能力
仕事をする上で問題はつきものです。
問題が数多く発生した上で、ようやく終わりを迎えます。
問題を解決する際に重要なことは、仮説を立てて検証を繰り返すことです。
仮説を立てるには経験を要するため、若年者には難しいかもしれません。
しかしながら、たとえ間違っていても、自分で考えて実行することが必要なプロセスです。
もちろん仕事上では大きく外れたことを実施するのは、無駄に時間を消費するので、考えを聞いてもらってから実行するようにしましょう!
最後に:質問力を向上させて仕事ができる人間になろう
今回は仕事での質問をする際に心がけていることや、重要な点を述べました。
質問力は社会人にとって極めて重要な要素であり、今後の人生を決定する能力といっても過言でもありません。
最終的には目的を達成すればいいのですが、その目的を達成するまでの近道は、誰かが教えてくれるものではありません。
自分でしっかりと考えて発信をし、自分で回答を手繰り寄せるものです。
だからこそ、質問力を今よりも向上させて、仕事をさくっと完遂させちゃいましょう!
良いビジネスマンになるには、良い質問力からです。