管理職になりたくない人への朗報 なるのはさっさと諦めた方が人生はうまくいく

仕事

「管理職になりたくないんだけど、ならなくていいものか不安」

仕事を始めて10年が経過。30代も後半に差し掛かる時期は、社会人として一番脂が乗っている時期といっていいでしょう。

順調に成果を出していると、避けて通れないのは昇進。
つまり管理職(中間管理職含む)になるかならないかという話です。

昇進の話が出るのは、会社に認められている証拠です。
それは嬉しい反面、管理職の業務を遂行するのは大変なこと。
さあ、どうしたものかと考えてしまうものです。

僕の個人的な意見ですが、管理職になるのはさっさと諦めた方が人生はうまくいきます
その理由を以降で述べていきます。

管理職を諦めた方がいい理由

管理職を諦めた方がいいのは、以下の理由からです。

  • 周囲に振り回される
  • 実務をこなすスキルが衰える
  • 社内政治が必要になる
  • そもそも管理職になれる人は一部しかいない

周囲に振り回される

管理職というからには、当然部下を管理しなくてはなりません。
そして、自分以外の人が起こしたミスやトラブルに振り回されることへの覚悟が必要です。

部下が優秀なら管理もまだ楽でしょうが、そうもいかないのが現実です。
また優秀な人でも、少なからずミスは発生するもの。
そういった場面でも、冷静に迅速に対処をしなければなりません。

管理職は忍耐力が勝負と言っても過言ではないのです。

得意なスキルが衰える

管理職は仕事が多岐に渡るため、部下に仕事を任せてマネジメントに専念するのが鉄則です。
今までこなしていた実務でも、長期間やらなければその遂行力は確実に衰えます。

その分、マネジメント力は上がっているはずなので、差し引きゼロどころかプラスといえるでしょう。

しかしながら、自分の得意なスキルが使えなくなるのは、どこか喪失感がありますよね。
特にエンジニアなど、技術力が試される職種では起こりやすい葛藤です。

あなたはどうでしょうか。

社内政治が必要になる

管理職でいると、否が応でも社内政治に巻き込まれます。

まあ政治というとちょっと大げさかもしれませんが、現在の地位を維持するためにも、もっと上にいくためにも、力が強い勢力に気に入られる必要があるのです。

たとえ昇進には興味がないといっても、仕事をスムーズにするには周囲と良好な関係が必要なのは明白です。
それを怠るのは、部下を危険に晒す行為になりかねません。

周囲との調整に追われるのが管理職です。

そもそも管理職になれる人は一部しかいない

管理職は、そのグループの責任者、つまりトップです。
ということは、その椅子は基本的に1つしかいないことを意味します。

会社やグループによって構成人数は様々ですが、10名~20名のうち1人くらいと考えるのが妥当でしょう。
10名といえども、その中でトップになるのは簡単なことではありませんよね。

自分は上の人間になれると信じるのはいいことです。
そこに向かって努力するのも素晴らしい。

ただ、達成するまでの年月は相当なものです。
また、昇進できずにショックを受けたり、会社に認められないと不安に陥ることもあります。

だからこそ、昇進に期待をしすぎない方が最適解といえるのではないでしょうか。

でも、管理職になれるなら一度なっておけ

と、ここまで書いておいてなんですが、管理職になれるチャンスがあるなら一度はなっておけとも言っておきます。
なぜかというと、自分の市場価値を高められるからです。

実際、管理職になることで、チームマネジメント力や交渉力は飛躍的に成長しますので、転職でかなり有利になります。

でも、管理職をずっと続けるのはおすすめできません。
一般社員に比べると果たすべき責任が多く、ストレスが数倍~数十倍にもなるのが理由です。

緊張感をもってやりたいとか、ストレスがないと頑張れないなど変わった方はいいでしょうが、そんな人は一部でしょう。

やはり、リスクは少なく勝ちやすい場所で戦うのが理想的ですよ。

収入は転職と副業で補うこと

もう一度まとめますが、管理職をおすすめしないのは、そもそもなるのが難しいし、なれたとしても精神的なストレスが大きいからです。

会社で上を目指す人は本当に立派です。
でも、管理職になれる人数が限られている以上、別の道も考えるのは当然といえます。

何だか後ろ向きだなと思う人もいるでしょうが、現実問題、優秀な人と争って勝ち抜くのは実力だけでなく運も必要です。

管理職を諦めることで、その会社での収入面は頭打ちになります。
これは仕方ないことです。

では一体どうすればいいのでしょうか。
答えは別の会社への転職と副業です。

現在の日本では、長年同じ会社にいたからといって高収入が約束されているわけではありません。
特に身近にいる先輩や上司は、面倒をみたかわいい後輩という感覚が抜けきらず、あなたの市場価値を正しく判断しづらいのです。

もちろん、長くいることで収入が大きく上がる会社は、そのまま残ればいいだけです。
でも、ずっと同じ会社に居続けて収入を上げるという考えは過去のものととらえて、転職のチャンスを常にうかがうマインドを持つのが正解です。

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